抱えた苦しみは誰のせいと、人をひどく責める的はずれを…


抱えた苦しみは誰のせいと
人をひどく責める的はずれを
何度も何度も繰りかえして
苦しみは前より増えるばかり

そこで僕は確かに見たんだ
総てを人のせいにして
だれでも平気で傷つけるような
もうひとりの自分が
こころの中で暴れながら
僕をぼろぼろにするのを

たとえ何か出来なくたっていい
せめてこれから生きるときに
同じような事を繰り返して
誰かをまた傷つけぬよう
こころの中をどんなときも
見つめられる強い自分になりたい

(優しい歌が歌えない、槇原敬之)

う〜ん、
いい言葉だなぁって思います。
人生を、自分を、心のなかを、
これだけ素直に見て、
言葉にできるのが、またすごい。

自分は苦しくない、
誰も責めていない、
誰も傷つけていない、
ときれいごとを言えば、
ウソになる。

でも、それは、
自分以外の人に見せたい「自分の姿」
かもしれないけど、
それが本当じゃないのは、
自分が一番分かっている。

苦しい自分、
傷つけたかもしれない自分、
誰かのせいにしている自分を
認めれば、ちょっと心が楽になる。

そんなところがある自分なんだよね、
と言葉にしてみれば、
次に進むこともできる。

それをしないうちは、
見せている自分と、
心のなかの本当の自分のギャップに、
自分が苦しむばかり…

成長ではない、ただ我慢ばかりに
なっちゃうんじゃないだろうか。

人を傷つける時っていうのは、
多分、自分が傷ついている時。
でも、自分のその傷は、
人を傷つけたからといって、
癒されるわけじゃあない。

本当の自分を見つめる強さ以外に、
それを癒せるものはないんだよなぁ、
やっぱり。

(参考)
EXPLORER(槇原敬之)
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今日のコラムは「徹夜をする理由」です。

こんないい言葉もあります。

完璧なものなんて/期待しない方がいい。/あなたが、その完璧に/応・.
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自立型人間と依存型人間。/自分に期待するか、他人に期待するか。/・.
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いい言葉ねっと
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