きっかけはいつも訳もなく訪れて…


きっかけはいつも
訳もなく訪れて
跡形もなく去ってゆく

(始まりの場所、ゆず)

思いも寄らない事故で、
突然の別れが目の前に…

そんな事件やニュースを聞いては、
自分におきかえて、
考えさせられています。

毎週水曜日には、
たいてい、老人ホームの祖父に
面会に行くのですが、

昨年の暮れから正月にかけて、
大きく体調を崩して入院したため、
いろんな覚悟をするようになりました。

83歳、仮にこれで人生の幕がおりても、
本人は思い残すことなどないでしょうが、
こちらは、やれるだけのことをやった、
という気持ちで、その時を迎えたいものです。

それが、いつかはもちろん分かりませんが、
きっかけは、自分で作っていかないと、
何も始まらないというのは、
よく分かります。

そうでないと、訳も分からないまま、
いきなり、目の前に、
その「きっかけ」が現れて、
あたふたする自分になりそうだから。

突然現れる「きっかけ」というのは、
だいたいが、ギリギリすぎるか、
遅すぎる場合がほとんどなんです。

昨日も水曜日。
祖父の突然のお願いが一つあり、
幸い、いくらか心の準備をしていたので、
連れて行ってあげることができました。

用事が終わって、老人ホームに帰り、
ベットに体をおろした後、
自分で横たわるのを待っていました。
帰り際には、
「部屋の明かりを消して」と言われ、
消した後には、スタンドの小さい明かりに
照らされた小さい顔だけが見えました。

なんか、いつ終わりが来ても
不思議でない表情が、そこにありました。
悲しい意味ではなく…です。

多分、やれるだけのことをしている、
自分の安心感が見せた
「自分の思い」なのでしょう。
ささいなことでしたが、
願いを聞いてあげたのは、
良かったと思います。

心の準備が出来ていないと、
訳の分からない願いに
思えたかもしれません。きっと…

(参考)
ゆずえん(ゆず)
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今日のコラムは、「異性にモテル人」です。
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