…解決策がないところには、問題だってないんです。

覚えておきなさい、
解決策がないところには、
問題だってないんです。

(英語)
Remember,
where there is no solution,
there is no problem.

(シモン・ペレス)

逆転の発想ですね。

「解決出来ないんですよ。」
と言うからには、
それを受け入れるしかない、
ということだろうね。

でも、本当のところ、
受け入れたくないなら、
もう一度、考えをあらためるしかない。
それを解決策のある問題として、
ちゃんと受け入れ、
解決策を探すしかない。

自分のことを考えると、
その下心が見えてくるんだな…

「もう、手を尽くしました。
 やはり、解決できません。」と
言い切りたい感情の裏には、
「もう、ここまでで勘弁して。」
っていう本音があったりする。

そして、
「あ、もういいよ。ご苦労さん。」
と言ってもらえるのが、
本当にいいことなのか、
そうでないことなのか、
本人は、よく分かっていない。

もし、心のなかに、
「あの時、もういいって、
 言ってくれたじゃないですか?」
っていうような感情があるなら、

多分、まだ手を尽くしていない証拠。
早く放り出したいだけ…

ただ、放り出すことが悪いとは思わない。
もし、放り出したものが、
自分にとって大切なものだったら、
あとで後悔するよ、と言いたいだけ。

解決策のない問題はないようだから、
放り出すのなら、その結果を
受け入れる覚悟だけはしておいた方が
よさそうだね。

今日のコラムは、
1935年ライジの心「2月6日・7日」です。

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