わたしは憎しみの中に生きていました。…

わたしは憎しみの中に生きていました。
わたしを助けて下さい。

(時間の砂、シドニィ・シェルダン)

憎しみというのは、
すごいパワーをもたらします。
しかし、同時に、
だいたいが破壊的です。

憎しみによってなされたことは、
後になると、だいたいを後悔するか、
意味のないものに見えたりします。

ちょっとした感情のもつれ、
自分にもたらされた不利益、
理由がないように思える不当な扱い…

憎しみは、事の大小に関係なく、
心に生まれます。
仮に、同じことを、
誰にされたかによっても、変わります。

好きな人にされたから
憎むこともあれば、
そうでもない人からされたから
憎むことも…

始まりは、憎しみであったとしても、
終わりまで、それが続かないように。

何か行動しているうちに、
時間が流れているうちに、
砂浜の文字を波が洗うように、
それが薄められることを
願いたいものです。
自分のためにも…

多分、助けられるべき人間は、
憎むべき行動をした人でなく、
憎しみを捨てきれない自分でしょうから。

今日のコラムは「気持ちのいい人」です。

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