悲しい事なんか何も無いはずなのに…


悲しい事なんか何も無いはずなのに
言葉少なに 何故か切なくなって

黄昏の中に 閉じ込められたように
ビー玉の中で夏は過ぎてく

(ビー玉望遠鏡、山崎まさよし)

夏の終わりって、
どことなく切なくなります。

もう少し続いて欲しい楽園が、
何の未練なく、去っていってしまうよう…
残された方の私たちは、
まだまだ未練が残っているというのに。

本当に悲しいことなんか何もないのに、
思い出や、盛り上がりの余韻に
浸っている心さえも、
持っていかれそうなんでしょう。

今年(2004)の夏は、
オリンピックなんかもあって、
その盛り上がり感の余韻は、
もっと強い気がします。

燃えて、燃えて、汗を流して、
頑張る姿を見せてくれた選手たちの姿も、
あともう少しすると、見られなくなります。

その余韻を、
自分の頑張る思いに変えていかないと、
虚しさだけが残るかもしれません。

熱いものが去ったら、
次に熱くなれるものを探す。
それしかないということでしょう。

ところで、ご自宅に、
ビー玉が転がっている方、
いらっしゃいますか?
子どもの頃、遊んだきり、
最近は見たことがないという方も
いらっしゃることでしょう。

幸い、うちには、小さい子供たちがいて、
あちこちに転がっています。
片づけるために、時おりそれを手にすると、
ガラスの中に、世界を創っているように
感じることがあります。

閉じこめて、詰めこめて、
という表現は、まさしくピッタリ…

夏のガラスって、きれいですよねぇ。
それを通して見える別の世界がある
ような気持ち、よく分かります。

(参考)
ビー玉望遠鏡(山崎まさよし)
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今日のコラムは、「近所迷惑な恋」です。
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